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守備のルール

守備のルールRULE04

守備のルール


アピールプレー

審判が下したジャッジに異議を唱えることはできませんが、攻撃側チームが明らかなルール違反を犯した場合は、守備側チームは審判にアピールすることができます。たとえば、ランナーのベースの踏み忘れや、タッチアップ時の離塁が早かった場合などのアピールがあります。アピールは、インプレー中に行わなければならず、次のプレイがはじまってしまうとアピールする権利はなくなり、そのプレイは正当化されてしまいます。
※球がピッチャーに戻ったのを確認せずにうっかりベースを離れてしまうと、球を持っている野手にタッチされてアウトにされてしまうことがあります。ただし、野手が球を隠し持っている際に、ピッチャーがマウンドに上がったり、キャッチャーとサインを交換したりするとボークになります。

審判との接触

プレイヤーは審判がフィールド上にいることを承知の上でプレイをしている前提に立っています。審判に送球やプレイヤーが接触してもプレイはそのまま続行されます。しかし、審判がキャッチャーの送球を妨害したとみなされる場合は、その間に進塁したランナーは認められず、元の塁に戻らなければなりません。審判に妨害を受けた送球で、ランナーがアウトになった場合は、妨害はなかったものとしてそのままアウトが認められています。球審が、盗塁を刺そうとしたキャッチャーと接触して、その結果ランナーがアウトになればそのままプレイ続行、セーフだったらランナーは一塁へ戻って試合再開となります。

故意落球

これはノーアウト、ワンアウトで一塁にランナーがいるとき、フェアゾーンにあがった飛球を内野を守っている野手が故意に落球することをいいます。グラブや手で球にふれて落としたとき、それがダブルプレーをねらって故意でされたと審判に判断された場合に適用されます。球にふれずに落下させた場合は故意落球にはなりません。インフィールドフライが宣告された場合は故意落球よりもインフィールドフライが優先されます。したがって、宣告の時点でバッターアウト、その後、わざと球を落としたとしてもインプレーであります。バントでの飛球も故意落球のルールが適用されます。状況によってはショートバウンドで捕ってダブルプレーを狙う作戦もあります。

送球がランナーに当たる場合

キャッチャーからの送球が打者走者に当たった場合、打者走者が本塁一塁間後半のファウルラインの内側にいた場合は守備妨害とみなされてアウトになります。スリーフットレーンを走塁している打者走者に偶然送球が当たってしまった場合は、このランナーにペナルティはなく、そのままプレイは続けられますが、わざと送球を妨害するような動作をすればアウトになります。ファウルラインと、それと平行にひかれたスリーフットラインの間をバッターランナーは走らなければならない。これをスリーフットレーンといいます。ランナーがダブルプレーを阻止するために故意に手を伸ばしたりして送球を妨げた場合は、ランナーだけでなくバッターもアウトになることがあります。

ダブルプレー

一連のプレイで連続して二つのアウトを取ることをダブルプレーといい、三つのアウトを取ることをトリプルプレーといいます。
4−6−3:ランナーが一塁にいるときに、セカンドゴロを捕球し、ベースカバーに入ったショートへ送球してランナーはフォースアウト。二塁を踏んだショートは、一塁へ送球。球が一塁に到達する前に、バッターランナーがベースを踏んでいなければダブルプレーが成立します。
3−3−6:ランナーが一塁にいるときに、ファーストがゴロを捕球してそのまま一塁を踏んでバッターはアウト。その後、ファーストから二塁にいるショートへ送球し一塁ランナーはタッチアウトでダブルプレー。

フォースプレー

ランナーが進塁する時、バッターがランナーとなって一塁に向かって進み始めたことで、押し出されて次の塁に進まなければならないランナーをフォースの状態におかれているといい、これによっておきるプレイをフォースプレーといいます。ランナーが必ずその塁にいかなければならない状態で、ランナーよりも先に球が到達すればフォースアウト。フォースの状態にないランナーをアウトするには、ベースを離れているときに体をタッチする必要があります。

正しい捕球

打球・送球をグラブや手でつかんだ状態を正しい捕球といいます。グラブを投げて球を止めたりする行為は罰則がつきます。たとえば、フェアの打球にグラブを投げつけてふれた場合は、全てのランナーに三個の進塁、送球の場合は二個の進塁があたえられます。またグラブだけではなく身に着けているものを本来つけている場所から離して球にふれさせた場合も罰則となります。

守備の位置

ピッチャーはピッチャープレートにふれて投球しなければならず、キャッチャーもピッチャーが投球するまでは本塁の直後で投球を待たなければならないので、バッテリーは投球するまでの守備位置が決まっていますが、野手は、フェアグランド内ならどこの位置についてもかまわないことになっております。非力なバッターの時には、前進守備で、外野手が内野を守っても構わないし、強打者の時には、野手が外野を守っていても違反とはなりません。ピッチャーの投球時には内外野ともにファールゾーンに出て守ることはできません。投球後にはファウルフライやランナーの捕球など、ファウルゾーンに出てプレイすることは可能です。

野球合宿連絡先:0494-54-0963


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